ROOKIES
ルーキーズ -若手社員の成長-
タムロンに入社した社員は、最初の1年間でどのように仕事を覚え、成長していくのか。
研修や配属部署での知識習得、そして実際のモノづくりへの挑戦。
そこには、戸惑いや困難を乗り越え、驚きと発見、喜び、そして確かな手応えをつかんでいく姿があります。
若きルーキーたちの1年間の軌跡を辿ります。
ROOKIES 01
光学設計者の1年目
- 職種
- 技術職[光学設計]
- 入社年度
- 2023年 新卒入社
- 卒業学科
- 理工学研究科 化学生命工学専攻 修了
_なぜタムロンに?
熱意ある仲間と「好きなこと」を仕事にする楽しさ
「好きなことを楽しみながらできる仕事(趣味のカメラに関わる仕事)」と「製品性能にダイレクトに関わる仕事」の2軸を中心に就職活動をしていました。タムロンのインターンシップに参加し、社員たちの熱意に触れ、この環境なら日々の業務を楽しみながら成長できると確信し、入社を決めました。
_現在の仕事は?
理想の「表現力」を形にする光学設計
光学設計のミッションは、用途に合わせた「表現力のあるレンズ」を設計することです。私の設計一つが、ユーザーの撮影する写真の質を左右します。そのため、それぞれのレンズ機種の要件を達成するには、コンセプトを理解し、用途に合った表現になるように、設計に落とし込むことが重要です。現在は、実際に販売される予定の製品に携わっており、ユーザーに愛されるレンズの設計を目指し、最高の性能を引き出せるよう責任を持って取り組んでいます。
入社
4
月
念願の部署へ配属。同期との絆を深めた全体研修
希望していた光学設計として採用され、ワクワクする気持ちと、「どの部署に配属されるのか」という不安を胸に、入社式に臨みました。そんな中、当日名前と部署を呼ばれて、希望していた部署に配属されることがわかり安心しました。翌日からの全体研修ではビジネスのマナーや仕事の進め方などを学びました。その中で印象に残っているのは、同期と協力して一つのモノをつくり上げるグループワークです。この時、築かれた同期との絆は、今でも大きな支えになっています。
入社から2ヶ月
5
月
異分野からの挑戦。光学の基礎を叩き込む
学生時代は化学系専攻だったため、光学の知識はほぼゼロからのスタートでした。配属後は、先輩に勧められた専門書を繰り返し読み、不明点を質問し尽くす日々。その中で光学に関する知識を少しずつ深めることができました。さらに熟練の先輩が開講する「光学基礎研修」や「Python研修」などを通じ、業務に必要な知識を習得しました。
入社から4ヶ月
7
月
OJT開始。設計の裏側にある「工夫」を知る
先輩の業務をフォローする形でOJTがスタート。レンズの図面の作成や、ゴースト(※)のシミュレーションなど、新しいことに触れる日々は驚きと発見の連続でした。普段何気なく使っていたレンズが、設計者のさまざまな工夫や努力の結晶であることを肌で実感。また、光学研修も継続して受けており、応用編として設計練習を行っていました。
(※)ゴースト:レンズ内で光が反射することで、写真に円形や多角形の不自然な光の像が写り込む現象
入社から7ヶ月
10
月
青森の工場で実務を経験。現場の視点を手に入れる
青森の工場で2か月間、レンズの加工や製品の組立の実務を体験しました。現場の苦労を肌で感じることで、「製造しやすさ(製造性)」を考慮した設計がいかに重要かを学びました。また、普段とは違う職場環境・業務内容で苦労した面もありましたが、研修を終える頃には親交も深まり、先輩たちと釣りに行く約束をしたのは良い思い出です。
入社から10ヶ月
1
月
開発から量産までを見据えた設計者へ
工場での研修を経て、業務フォローを行う中でも、「製造現場の視点」を持って業務に取り組めるようになりました。タムロンは開発から量産まで自社で対応しているからこそ、この視点は不可欠です。早い段階で「製造現場が求めること」を理解できたことは、設計者としての大きな財産になりました。
今後の目標は?
ユーザーに“最高”を届けるエンジニアへ
現在は自分の設計がユーザーの体験に影響を与えることを念頭に、「ユーザー目線」を第一に責任を持って仕事に取り組んでいます。今後は光学の枠を超え、機構設計や生産技術など他職種の考えも取り入れ、より完成度の高い製品を生み出していきたいと思っています。そのために技術を磨き続け、ユーザーに感動を届けるエンジニアを目指していきます。
ROOKIES 02
ソフトウェア設計者の1年目
- 職種
- 技術職[ソフトウェア設計]
- 入社年度
- 2024年 新卒入社
- 卒業学科
- 理工学研究科 電子工学専攻 修了
_なぜタムロンに?
「自分のつくった製品が店頭に並ぶ喜び」を求めて
カメラ用交換レンズへの興味と、お客様に直接製品を届ける「BtoC企業」だったことが決め手でした。入社前は自分自身がカメラに触れて写真を撮影をすることはなかったものの、ネットなどで見た解像度の高い綺麗な写真に惹かれ、「こんな写真を撮るためのレンズを自分の手でつくってみたい」と思うようになりました。自分の携わった製品が店頭に並んでいる風景は、大きなやりがいにつながると感じ、タムロンの設計職への応募を決めました。
_現在の仕事は?
手振れ補正の性能向上を担うソフトウェア開発
レンズの「手振れ補正機能」の性能向上に向けたソフトウェア開発に携わっています。撮影時のわずかな揺れは、特にシャッタースピードが落ちる夜景撮影などで大きな影響を与えます。「せっかくの風景がうまく撮れなかった」というユーザーの悩みを解決できるように、ブレをより軽減できる機能を開発することが私のミッションです。
入社
4
月
社会人としての第一歩。研修で働く実感を得る
入社式では新たな生活が始まる期待もありましたが、それ以上に社会人として働いていくことの不安が大きかったことを覚えています。最初の1週間の全体研修では、社会人としてのマナーや会社のルールなどの基礎を学びました。中には外部講師を招いてのグループワークもあり、実際の業務シーンを想定した取引先とのやり取りをシミュレーションしました。この研修を通して、社会人として働くという実感が湧きました。
入社から2ヶ月
5
月
ゼロからスタート。マイコンの基礎を学ぶ
映像事業本部の制御開発部へ配属。希望通りの職種に就くことができ、いよいよ配属部署での研修がスタートします。まずはレンズ開発に欠かせない「マイコン」について学びましたが、大学時代の知識だけでは足りず不安もありました。しかし、先輩たちの丁寧な指導のもと、マイコンを用いてプログラムを作成しLEDを光らせるなど、初歩的な内容からステップアップし、着実に知識を習得できました。
入社から4ヶ月
7
月
実践へ。モーター制御の難しさと喜び
マイコンの研修は、より実践的な内容へ。実際の製品に搭載されているモーターを使用した研修が始まりました。初期と比較すると格段に難易度が上がりましたが、先輩たちに少しずつ教えてもらいながら、粘り強く取り組んだ結果、最終的に自分が作成したプログラム通りにモーターが動いた瞬間は、大きな感動を覚えました。
入社から7ヶ月
10
月
新機能の開発に挑戦。大きな達成感をつかむ
いよいよ実際の製品開発に携わるようになりました。任されたのは、製品に新しい機能を搭載し、搭載後の検証まで行う重要な仕事です。製品に関する大規模なプログラムを把握するだけでも苦労の連続で、そこにさらに機能を追加していき、正しく動作するかの確認を繰り返す日々。正解がない中での作業は非常に困難でした。上司に報告し、「この内容で行こう!」と承認が得られた時は、研修時とは比較にならないほどの達成感を感じました。
入社から10ヶ月
1
月
機種担当として「手振れ補正」の深化に挑む
年明けから特定の機種を担当し、手振れ補正機能の性能向上に取り組むことに。手振れ補正機能については、それまでの業務を通じて知識だけはあったものの、実際に触れたことはなく、まず内容を理解することが大変でした。また、それまでは特定の機種を担当するのではなく、さまざまな担当者に教わりながら基礎知識を身につけてきましたが、ここからは機種担当として業務に臨みます。その中で、不具合対応など機種開発特有の苦労もありながら、自分が手がけた機種が市場に出る日を想像すると、身が引き締まる思いでした。
今後の目標は?
確かな知識と経験で、人から信頼される存在に
この1年間、先輩たちはいつも的確なアドバイスで、私の成長を導いてくれました。これは、確かな知識や判断力、相手への伝達能力があり、かつそれを裏付ける豊富な経験を持っているからだと感じています。私も仕事に関わるどんなに小さなことにも興味を持ち、自分の仕事の分野だけでなく、レンズ開発に関わるたくさんの知識を身につけて、人から信頼される存在になれるように成長していきたいです。